低身長の自分が相手と並んで歩くとき、どこを見れば自然なのか。迷ったら、移動中は進行方向を見て、話を交わすときに無理のない範囲で相手へ顔を向ければ大丈夫です。身長差を確かめるために、相手の頭の位置や窓に映る姿を何度も見比べる必要はありません。
とはいえ、気にしないと決めるだけで楽になるとは限りません。僕は、身長への不安を消すことより、不安が出ても目を戻せる場所を決めておく考え方を提案します。並んでいる姿の採点から、目の前の道や会話へ意識を戻すための方法です。
視線は身長差ではなく進む道へ戻す
歩いている間の基本は、安全に進める方向へ視線を置くことです。背の高い相手に目線を合わせようとして、ずっと顔を見上げ続ける必要はありません。足元だけを見続けるより、段差や人の動きを確認しながら前を向くほうが、周囲の様子を把握しやすくなります。
身長差が気になると、「今、どれくらい小さく見えているだろう」と確認したくなることがあります。そのときは、自分を責めずに「また比べているな」と気づき、次の曲がり角や行き先の看板へ目を戻してみてください。比べたことを失敗扱いしないのが大切です。
目的地までの道で何を見るかが決まっていれば、視線の置き場をその都度考えずに済みます。ただし、一点を凝視する必要はありません。周りの安全を見ながら、行き先を一緒に探すくらいの意識で十分です。
会話中もずっと見上げなくていい
低身長だと、相手の話をきちんと聞こうとして顎を上げ続けたり、目を合わせられない自分を不自然だと感じたりするかもしれません。でも、歩行中は前方の確認も必要です。ずっと目を合わせることを、会話の合格条件にしなくて大丈夫です。
たとえば、相手が「あのお店が気になる」と言ったら、相手へ軽く顔を向けて「どのお店ですか」と返し、その後は示された方向を一緒に見ます。聞こえづらければ「少し聞き取れなかったので、もう一度いいですか」と伝えて構いません。
大切な話をするときは、通行の邪魔にならない場所で足を止める選択もあります。身長差を埋めようと無理な姿勢を続けるより、落ち着いて聞ける状況を作るほうが実用的です。見つめる時間の正解を探すより、聞き取れているか、首がつらくないかを目安にしてください。
並ぶ位置は背を高く見せるために決めない
少し前を歩けば身長差が目立たないのでは、と位置を調整したくなることもあると思います。ただ、その位置が会話や歩く速さに合っていないなら、続ける必要はありません。相手と話しやすく、互いにぶつからず、安全に歩ける位置を選びましょう。
歩幅を無理に大きくして追いつこうとすると、話す余裕がなくなることもあります。「少しゆっくり歩いてもいいですか」と言って、自分も楽に歩けるペースを相談して大丈夫です。相手が遅れているときには、こちらも速さを落とします。
また、身長を高く見せようと背伸びを続けたり、胸を張りすぎたりする必要もありません。肩の力を抜き、普段の歩きやすい姿勢へ戻してみてください。姿勢まで常に採点してしまうなら、まずは道と会話に意識を向けるだけでも構いません。
並ぶこと自体に緊張がある場合は、身長差のある相手と並んで歩くとき緊張しない考え方も、気持ちを整理するきっかけとして読んでみてください。
窓や周囲の人と比べたときの戻し方
ショーウインドーに映る二人を見て、急に身長差が気になる場面もあるでしょう。その瞬間に「相手も嫌だと思っているはず」と結論を出さないことが大切です。見えている身長差と、まだ聞いていない相手の気持ちは分けて扱えます。
試すなら、まず比較していることに気づき、窓から進行方向へ目を戻します。次に、相手が話していた内容を思い出します。話題が途切れていたら、「このあと、どこかで休みますか」など、その場に合う言葉を選んでみてください。無理に盛り上げる必要はありません。
会話の途中で考え込んでしまった場合も、身長の不安を隠すために話を合わせるより、「途中を聞き逃してしまいました」と聞き直せます。気になった後に何をするかを決めておくと、比較だけに意識を使わずに済みます。
比較を何度も繰り返してしまう方は、低身長が気になり並んで歩けない男性へ|比較をやめる方法もあわせて確認してみてください。
よくある質問
相手のほうが背が高いときも前を向いていいですか
はい。移動中は前方の安全を確認し、話しかけられたら無理のない範囲で顔を向けて返事をすれば大丈夫です。目線の高さをそろえるために、ずっと見上げ続ける必要はありません。
身長差が気になると相手に伝えてもいいですか
伝えても構いません。「並ぶと少し緊張してしまうんです」と、自分の気持ちとして短く話す方法があります。相手に繰り返し安心の言葉を求める形にせず、歩く速さなど相談したいことがあれば具体的に伝えましょう。
まとめと今日できる一歩
低身長で並んで歩くときは、進行方向を基本の視線の置き場にして、会話に合わせて顔を向ければ十分です。身長差が気になっても、道や相手の言葉へ戻ることはできます。その日の出来を、気にした回数だけで決めなくて大丈夫です。
今日できる一歩は、普段の外出で窓に映る自分が気になったとき、進む道へ視線を戻してみることです。僕は、背の高さを確認し続けるより、一緒に歩く時間をどう過ごしたいかに目を向けることを勧めます。まずは無理なく前を向ける場面から試してみてください。
